パソコンにBluetoothがなく、イヤホンやマウスを接続できない場合は、USB Bluetoothアダプタを使って機能を後付けできます。小型の子機をUSBポートに挿す方法なら、PCを分解せず導入しやすいのが特徴です。
まずWindowsの設定とデバイスマネージャーを確認し、本当にBluetoothが非搭載なのか、ドライバーの問題なのかを切り分けましょう。そのうえで、対応OS、規格、小型性、設置位置、利用目的に合う製品を選ぶのが基本です。
イヤホンやゲームで使う場合は、アダプタの規格だけでなく、距離や障害物、接続機器側の対応も影響します。デスクトップPCの背面USBでは、机や金属ケースに遮られて接続が不安定になる場合があるため注意が必要です。
この記事では、購入前の確認方法から失敗しやすい条件、USBタイプと内蔵タイプの違い、既存のBluetoothアダプタ10製品の選び分けまで順番に整理します。
- Bluetooth非搭載PCにはUSBアダプタを後付けしやすい
- 購入前に設定画面とドライバーの状態を確認する
- イヤホンやゲームでは遅延と設置位置にも注意する
- 距離重視ならClass1、手軽さ重視なら小型タイプを比較する
パソコンにBluetoothを後付けする前の判断基準

Bluetoothアダプタを選ぶ前に、後付けが必要な状態か、何を接続したいのかを整理します。ここを確認せずに規格や価格だけで選ぶと、購入後に認識しない、音が途切れる、期待した用途に合わないといった問題につながります。
- BluetoothがないPCはUSBアダプタで補う
- 設定画面で搭載状況とドライバーを確認する
- イヤホン用途は遅延と設置位置で判断する
- ゲーム用途は有線や専用ドングルも比較する
- 内蔵タイプは分解条件まで確認して選ぶ
1. BluetoothがないPCはUSBアダプタで補う
PCにBluetooth機能がない場合は、USB Bluetoothアダプタを追加する方法が手軽です。イヤホン、マウス、キーボードなどを使うための環境を、PCケースを開けずに整えやすくなります。
デスクトップPCだけでなく、古いノートPCや法人向けモデルでもBluetoothが使えない場合があります。ただし、USBアダプタは主にWindows環境を想定しているため、購入前に対応OSを確認してください。
2. 設定画面で搭載状況とドライバーを確認する
購入前にWindowsの設定画面を開き、Bluetooth項目があるか確認します。内蔵Bluetoothがオフになっているだけなら、アダプタを追加せず解決できる場合があります。
Microsoftのサポートでは、Bluetooth設定が見つからない場合について次のように案内されています。
注: Bluetooth設定が見つからない場合、Windows デバイスにBluetooth アダプターがない可能性があります。 Windows デバイスにBluetooth アダプターがある場合は、Bluetooth アダプターのドライバーがインストールされていない可能性があります。
設定項目がないときは、アダプター非搭載とドライバー未導入の両方が考えられます。設定画面とデバイスマネージャーを確認し、原因を分けてから後付けを判断してください。
3. イヤホン用途は遅延と設置位置で判断する
Bluetoothイヤホンでは、接続の可否に加えて遅延や音切れも確認点になります。Web会議や動画視聴では気になりにくい場合がある一方、ゲームや楽器練習では音の遅れが問題になることがあります。
体感はアダプタの規格だけで決まらず、イヤホン側、Windows側、コーデック、距離、電波環境にも左右されます。規格の数字だけで遅延や音質を判断しないことが大切です。
デスクトップPCでは、背面USBより前面USBやUSB延長ケーブルを使い、アダプタを見通しのよい位置に出すと安定しやすくなります。
4. ゲーム用途は有線や専用ドングルも比較する
Bluetoothゲームパッドを接続することはできますが、対戦ゲームや音のタイミングが重要なゲームでは遅延や瞬間的な途切れが負担になる場合があります。同じ部屋のWi-Fiや複数の無線機器も接続状態に影響します。
遅延を重視するなら、Bluetoothだけに絞らず、有線接続や専用2.4GHzドングルも比較してください。普段使いはBluetooth、タイミングが重要なゲームは別の接続方法という使い分けもできます。
5. 内蔵タイプは分解条件まで確認して選ぶ
PCIeカードやM.2モジュールを使い、Bluetoothを内蔵で後付けする方法もあります。アンテナを外に出しやすく、Wi-FiとBluetoothをまとめて強化できる場合がありますが、PCケースを開ける作業が必要です。
選ぶ前に、対応スロット、マザーボード、ドライバー、内部USB接続の有無を確認しなければなりません。条件が合わないと認識しない可能性があるため、分解や接続に不慣れならUSBタイプから検討するのが現実的です。
【厳選10アイテム】Bluetooth非搭載PCに追加しやすいUSBアダプタ

ここからは、現在の記事で紹介している10製品を「規格」「安定性」「小型性」「対応OS」「価格バランス」の5指標で比較します。Bluetoothのバージョンだけで決めず、使いたい機器とPCの設置環境を基準にしてください。
手軽さなら小型タイプ、距離を意識するならClass1対応、導入時の確認しやすさなら国内メーカーや対応OSが明示された製品が候補です。各製品の注意点まで読み、販売ページでも対応条件を確認しましょう。
小型USBタイプを中心に、対応OSと設置位置を確認します。音切れが出る場合に前面USBや延長ケーブルを使えるかも判断材料です。
PCと機器が離れる場合はClass1対応品を比較します。接続機器側のClassや、机・壁などの障害物も確認してください。
遅延を許容できるかを先に判断します。タイミングを重視する場合は、有線接続や専用2.4GHzドングルも比較します。
1. バッファロー Bluetooth 5.4 USBアダプター BSBT54D205BK
国内ブランドと小型性を重視し、初めに比較しやすい候補です。
Bluetooth 5.4対応の小型USBアダプターで、イヤホン、マウス、キーボードなどを手軽に追加したい用途に向きます。
背面USBでは机やPCケースに電波を遮られる場合があるため、不安定なら前面USBや延長ケーブルで位置を変えてください。
国内ブランドの小型5.4対応品を選びたい人。
背面USB以外へ設置できず、電波の届き方が不安な人。
- メリット:国内ブランドで小型の5.4対応候補
- デメリット:背面USBでは電波が弱くなる場合がある
2. TP-Link UB500 Bluetooth 5.4 USBアダプター
小型性と価格のバランスを見ながら選びたい人向けです。
Bluetooth 5.4対応で、マウス、キーボード、イヤホンなどの日常的な周辺機器を追加しやすい製品です。
遠距離接続やゲームでは環境によって遅延や途切れが出る可能性があるため、必要ならClass1対応品も比較してください。
机まわりをすっきりさせたい人。
遠距離接続やゲーム用途を優先する人。
- メリット:小型で日常用途に導入しやすい
- デメリット:遠距離やゲーム用途では確認が必要
3. エレコム Bluetooth USBアダプタ LBT-UAN06C2/EC
国内メーカーの情報を確認しながら導入したい人向けです。
Bluetooth 5.3対応で、マウス、キーボード、イヤホンなど一般的な周辺機器の後付けに使いやすい候補です。
規格の新しさを優先する場合は、Bluetooth 5.4対応製品との違いを確認してください。
国内メーカーの製品情報を重視する人。
Bluetooth 5.4対応を優先する人。
- メリット:国内メーカーで情報を確認しやすい
- デメリット:最新規格重視なら5.4対応品も比較したい
4. UGREEN USB Bluetoothアダプタ Bluetooth 5.4
複数世代のWindows PCで対応条件を比較したい人向けです。
Windows 11/10/8.1対応とされ、イヤホン、マウス、キーボードを追加したい場合に検討できます。
会社支給PCなどではドライバー導入が制限される場合があるため、管理者権限とセキュリティ設定を先に確認してください。
Windowsの対応状況を見て選びたい人。
ドライバー追加が制限されたPCで使う人。
- メリット:Windows対応を確認しやすい
- デメリット:管理者制限のあるPCでは注意が必要
5. Amazonベーシック Bluetoothアダプタ USBレシーバー 5.4
価格を抑えてPCへBluetoothを追加したい人向けです。
Bluetooth 5.4対応の記載があり、小型USBレシーバーとしてマウスやキーボードなどの普段使いに導入しやすい候補です。
サポートや設定情報の確認しやすさを優先する場合は、国内メーカー品も比較してください。
価格と規格のバランスを見たい人。
導入時のサポートを優先する人。
- メリット:価格を抑えて導入しやすい
- デメリット:サポート重視なら他社品も比較したい
6. TP-Link UB500/A Bluetooth 5.0 USBアダプタ
新しい規格に限定せず、Bluetooth 5.0世代の製品を選びたい人向けです。
マウス、キーボード、イヤホンなど一般的な周辺機器を後付けする用途では、Bluetooth 5.0でも足りる場合があります。
今から購入する場合は、Bluetooth 5.4対応品との価格差や対応条件も確認して判断してください。
新しさより5.0世代の実績を重視する人。
長期利用を見込み新しい規格を優先する人。
- メリット:実績重視で選びやすい
- デメリット:新規購入では5.4対応品も比較したい
7. UGREEN Bluetooth 6.0アダプタ PC用
新しい規格を重視してPC用アダプタを比較したい人向けです。
イヤホン、キーボード、マウスなどを追加するUSB Bluetoothドングルとして、新しめの周辺機器と組み合わせたい場合の候補になります。
規格が新しいだけで遅延や音質が改善するとは限らないため、対応OS、ドライバー、接続機器側の条件を確認してください。
規格の新しさを比較条件にしたい人。
規格だけで遅延や相性の改善を期待する人。
- メリット:新しめの規格を重視して選びやすい
- デメリット:規格だけで遅延や相性は判断できない
8. アイ・オー・データ Bluetoothアダプター USB-BT50LE
デスクトップPCで距離や電波の届き方を意識する人向けです。
Bluetooth 5.0とClass1に対応し、PCが机の下にある場合や、少し離れた場所で機器を使いたい場合に比較できます。
実際の安定性は接続機器側のClassや障害物にも左右されるため、Class1だけで判断せず設置位置も調整してください。
通信距離を意識してClass1対応品を探す人。
小型性や新しい規格を最優先する人。
- メリット:Class1対応で距離を意識して選びやすい
- デメリット:相手側機器や障害物にも左右される
9. サンワサプライ Bluetooth 5.0 USBアダプタ Class1
小型性より接続範囲を意識し、国内メーカー品を選びたい人向けです。
Bluetooth 5.0とClass1に対応し、イヤホンやキーボードを少し離れた場所で使う場合に比較しやすい候補です。
Class1はゲーム用途の低遅延を保証するものではありません。入力遅延が気になる場合は有線や専用レシーバーも検討してください。
国内メーカーとClass1対応を重視する人。
ゲームで低遅延を最優先する人。
- メリット:Class1対応で接続範囲を意識しやすい
- デメリット:ゲームの低遅延用途では過信できない
10. プラネックス BT-Micro54 Bluetooth 5.4 小型USBアダプター
Bluetooth 5.4対応と挿したまま使いやすい小型性を重視する人向けです。
EDR/LE対応の記載があり、マウス、キーボード、イヤホンなど日常用途のBluetooth化で比較しやすい製品です。
小型タイプでもPC背面では電波を遮られる場合があります。不安定なら前面USBや延長ケーブルを使って位置を変えてください。
小型のBluetooth 5.4対応品を選びたい人。
背面USBから設置位置を動かせない人。
- メリット:小型でBluetooth 5.4対応を選びやすい
- デメリット:背面USBでは設置位置に注意が必要
結論:パソコンのBluetooth後付けはUSBアダプタから始める

対応OSを確認し、小型のBluetooth 5.4対応USBアダプタから比較します。
Class1対応品を候補にし、PCと接続機器の位置や障害物も確認します。
ゲームではBluetoothに限定せず、有線や専用ドングルも比較します。
パソコンにBluetoothを後付けするなら、まず設定画面とデバイスマネージャーを確認し、必要であれば対応OSに合うUSB Bluetoothアダプタを追加するのが手軽です。日常用途は小型タイプ、距離を意識するならClass1対応品を比較してください。
確認せずに選ぶと、ドライバーを導入できない、背面USBで音が途切れる、ゲームで遅延が気になるなど、目的どおりに使えない可能性があります。規格が新しい製品でも、接続機器や電波環境によって体感が変わる点には注意が必要です。
購入前の最終確認は、PCの対応OS、利用権限、接続したい機器、USBポートの位置、必要な距離、遅延を許容できる用途かどうかの6点です。製品ページの対応条件まで確認し、自分の利用環境に合う1台を選びましょう。